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木の持つSTORYスタッフ日記
皆さまこんにちは。
プランナーの若松です。
面白い突板を求めて安多化粧合板様へ打合せに伺ったときのお話です。
突板(ツキイタ)とは、板を薄くスライスしたものを芯材と呼ばれる板に貼り付けて加工されたものをいい、
家具や建具などに利用されています。
実際の木をスライスして使用しているので無垢材と変わらない見た目が特徴です。
安多化粧合板様はミラノデザインウィークに出展もされており、個性豊かな突板化粧合板を製造されています。
Bog oak (ボグ オーク)
ポーランド南部の沼地の底に数千年も眠っていた古木だそうです。
数千年かけて炭化し黒褐色~灰褐色の表情を持っています。
小さなサイズで発見されたときは、磨いて宝飾品にするそうですが
稀に3mの幹で出てくることがあり、現地の方々は
皆で分け合うために突板にする文化があるそうです。
「寝室で使うとよく眠れそう~」と話しながら
それぞれの木のストーリーを教えていただきました。
Maronier (マロニエ)
パリのシャンゼリゼ通りで街路樹としてマロニエが植林されているのは有名なお話ですよね
そのマロニエが突板になるとこのようなテクスチャが生み出されます
fumed cherry (ファムド チェリー)
チェリー(桜)の木を燻製させ煤のようなものを入れることによってグレイッシュな色合いに
mahogany pommele・irony effect treatment
寝室のヘッドボードや、建具にこちらの4つを使わせていただくことになり
素材感にこだわった住まいの完成が楽しみです。
~追記~
安田化粧合板様の突板を使用したお宅が完成致しました。
とても木目がかっこよく雰囲気があり非常におススメです
施工事例で紹介しておりますので是非ご覧ください